私達は育成において何を重視しているか
『ダブルゴール育成へのこだわり』
私達のクラブはこれからの日本を背負って立つお子様たちを社会に出ても通用する、人生を自ら切り開いていける人間へ成長して頂けるよう指導を通じてその為の土台作りを懸命に行っております。どのようなことを守りそのような考え方で実施しているかをお伝え致します。
まずフジスポーツクラブがこの決意に至った背景は自分達のクラブに長年蔓延してしまった勝利至上主義・ハラスメントなど威圧指導を排除するところからのスタートでした。2015年から完全排除に約5年をかけ徹底的に行いまして、当時の在籍社員は今ほぼ居なくなりましたが、当時被害にあわれた選手もたくさんおりました。現在はそんな当時の反省と償いを胸に刻み指導の世界を変えていく決意をし邁進しております。そのような経験から本気の改革意志を込めた我々の育成方針をお伝え致します。
■『成果』と『自律』のダブルゴールを目指した指導をします。
(1)勝利や成績や上達の成果追求
(2)人間的成長と自律心を育む
この両方のゴールを掴めるような目的で指導を具体的に仕組みにし実現していきます。
穏やかな環境と言うと世間では『怒らなければ良い』『勝利に拘らないほうが良い』という表面的なものの見方で勝利や成績から逃避する傾向もありますが社会構造は競争や成果は必ず追及されます。それと勝ちたいという欲求は人間の生まれ持った本能でもあります。それをどうやったら早く達成できるのかの方法が何なのかが大切です。『穏やか・自由な環境で運動の原理原則を理解し、上達迄の考え方を論理的に考えられる』のが良いという認識で進めております。ここに威圧は不必要であり存在もしません。『結果的に同じでは?』と思われるかもしれませんが怒らないだけのやり方とは違い到達する結果も子供達のモチベーションも全く異なってきます。
■子供達の20年後の姿を想像した指導
目の前の成果ももちろん大事なのですが、その先20年後にその子にどうなって欲しいかを想定しながらの指導を致します。威圧を用い成績のみを上げればよい(・・・というかそれが伸びない要因なのですが)という指導ではいざ社会に出たとき、壁に当たった時自分で創造工夫をし乗り越える方法を見つける力がついてなかったり、指示がないと自分から動けない、失敗すると反省ではなく逃避や隠ぺいに走る、勝てれば何をしてもいいと言った甘い考え、など色んな弊害が出てしまいますし脳はそのような防御の癖がついて行きます。実際に社会の随所でこのようなことが起きています。
こうならないようにするには『穏やかで自由で失敗が許容され挑戦を自らできる環境』+我々指導者の思考・考え方の整備が必要です。
子供達にとって成果+自律の2つの『宝物』が得れるよう生まれ変わった現在のスタッフ全員でこの環境を準備し、強い信念を持ち常に最大限の思考を働かせ努力を致します。
■子供達の将来のために
今後数年間で今のままの日本のスポーツ指導のやり方では社会適応が出来なくなる子供達が大幅に増えると予想します。
(スポーツ協会へのパワハラ相談件数の約8400倍のハラスメント経験が週5回スポーツをする子に実際は有り、更に3年で約1.5倍のペースで増えています)
私たちは何としてもこの状況に歯止めをかけ日本の指導スタイルを正していく使命を持っております。そして自社だけに拘らず日本中にこのような教育(ホワイト指導:穏やかで自由で失敗を恐れず挑戦できる環境➔成果を出せる)を根付かせることを強い目標として普及にも動いております。
少なくとも社長宮下の体と脳が動く限りこの会社は日本一の全力を出し続け改革し続けます。
皆様と関わりが持てることを楽しみにしております。